恋ウタ ~永遠のメロディー~
「朱音。」

ステージ袖で私を待っていたのは社長だった。

「勝手に歌ってしまい、すみません。」

「このステージ、ネット中継してるんだ。それで、これ見てみろ。」

渡されたパソコンには、ステージについての感想が出ていた。

「これ…っ。」

「もう、誰も君のことを悪く言うやつはいないだろう。がんばったな。」

涙が止まらなかった。感想は、「心に響いた」「今まで誤解していたが、芯の強い、素敵な人だ」など、否定的なものは1つもなかった。私、守れたんだ。奏多くんのこと。
< 70 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop