麗雪神話~幻の水辺の告白~
いつのまにかボリスの周囲は、村中の人が集まっているのではと思うほどの人だかりになっている。

(ボリスが王になるためにやっていることって、つまりこういうことだったんだ)

演説をし、支持者を集める。

なるほど大切なことだ。

ボリスは今までもこうして地道に活動していたのだろう。

ちょっと悔しいが、ボリスをかっこいいと思ってしまった。

(民を幸福にする国、か)

いつの間にか、隙をついて逃げようと言う考えはどこかに行ってしまっていた。

興味がわいてしまったのかもしれない。

このボリスと言う男に。彼の語る未来に。
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