キミの一番大切な人
「そっか…。


中山くん、いっそのこと想い伝えてみたら…?

そしたら中山くんの中でなにか決心つくかもだし」


私は笑顔で中山くんに言ってみた


「そうだな…



けど想い伝えるのってそんな簡単なことじゃなくてさ。」



…そうだよね


よく漫画とかで読んだことがある


好きな人に想いを伝えることは緊張して、その人との関係を壊すのがすごく怖いって。



「そう、だよね



ゆっくりでも、私は中山くんを応援するよ」




「おう、ありがとな


俺松川がいて本当によかったよ」



ドキッ


また胸が高鳴った


私中山くんの笑顔に弱い


いつもドキッてしてしまうんだ。




「ありがとう、嬉しいよ」




私がそう言うと中山くんが笑顔でこっちに近づいてきて



私の頭をポンってなでながら


「俺の方が言う立場だよ



松川、いつもありがとう」



…ダメだよ中山くん



私、今ものすごく胸がドキドキしてるよ



中山くんは知らないだろうけど……




中山くんとの距離が少し縮まった日のことでした
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