キミの一番大切な人
「行こっか!」


「うん行こっ」


あれからすぐに放課後になって、今から咲とファミレスに行く



…今日は一度も中山くんと話していない




なんだか恥ずかしくて、自分から話しかけることができなかった





…よし、ここは頑張ろう



「咲!咲に降りといてもらっていい?


すぐ行く!」



「わかったー!」





私は中山くんの席の前に行く



「中山くん!ばいばい!」



中山くんとこれからずっと話さないのは嫌だから、私から話しかけてみた




「お、おうじゃーな」



私がいきなり話しかけたことにびっくりしたのか、中山くんは目を見開きながら言った





中山くんが返事をしてくれたことがとても安心した


私が扉から出ようとした時
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