本当のわたし
「優希は?好きな人とかいないの?」

「え?俺?俺は…」

「はっはーん!わかっちゃったもんねー!お前、三木さんのこと好きなんだろ!」

「え?三木さんって俊が言ってたクールビューティーな人!?」

ちょっと待って!
まず俊はなんで気付いてんだよ。
相変わらず変なところ鋭いな。
そして美月の話を舞美にしてんのかよ!
舞美は他の女の話を聞いて嫉妬とかしないのかよ!

「そうだよ。」

色々突っ込みたかったが面倒なのでやめた。

「私も三木さんに会ってみたいなぁ〜!」

「美月もこの前、舞美の話したとき会いたがってたよ。」

「えー!本当に!?今度そっちに遊びに行こうかな〜!」

「じゃあメイプルに行こうぜ!絶対、舞美も気にいると思う!」

メイプルかぁ〜。しばらく行ってないな。
入学してすぐの頃に陸斗と飯を食べた以来かな?

俊は前からメイプルのご飯が好きで結構行ってるらしい。俺があの家に住み出した頃は2人でよく食べに行ってたしな。

ん?メイプル?

「あ!思い出した!」

「なんだよ、優希!急に〜!」

「さっきの子!メイプルで働いてる子だ!」

「さっきの子って?」

「あーさっき私がナンパを追い払った子?」

「そう!」

どこかで見たことある気がしたんだよ。
でもなんでここにいたんだろう。

「あの子、真山結衣(まやまゆい)さんって言う名前なんだけど私と同じ高校なんだよね。クラスが違うから話しことはないんだけどね。」

そういうことか。高校の友達と遊ぶ予定でもあったんだろうな。

「遠いところの高校に通ってんだな。」

「いや俊が言えたことじゃないでしょ〜」

舞美の突っ込みに3人で笑った。
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