本当のわたし
「あのさー!聞いてよ!」

「んー?」

舞美が急に深刻な顔で話し始める。

「日向に彼氏ができたの!」

「えー!!!」

本当にうるさいなこいつ。
でも日向の彼氏はすごく気になる。

「日向はまだ中2だよ!?まだ早いよ〜!」

「いやいや、舞美達だって中2から付き合ってんだから別にいいだろう。」

「そうだけどさぁ〜!私の可愛い可愛い日向が変な男に捕まったんじゃないと不安なのよ〜。」

まあ舞美の気持ちもわからなくはないけど、過保護は良くないぞ。

「まあわからなくもないけど、日向だって年頃だしいいんじゃない?」

「日向が幸せならそれで良いんだけど、日向がまた傷つないか心配なんだよね。お父さんの事だってあるし。」

「大丈夫だって!そした俺がそいつをボコボコにしてやるからさ!」

「まあそしたら日向が自分でボコボコにすると思うけど。最近、メキメキ強くなってるしね。それに私だってやってやるんだから!」

恐ろしい姉妹と恐ろしいカップルだな。
まってもしかしたらこの中で1番弱いのって俺じゃね?

やばいな、俺も何か始めようかな。

「今度うちに遊びに来るらしいからそのときに良い男かちゃんと確かめなきゃ!」

「報告頼む!」

「らじゃ!」

なんだこのカップルは。

でも日向に何かあったらきっと舞美も俊もそれに俺だって黙っちゃいない。
だからしばらく見守ることにしよう。
< 138 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop