先生、あのね。







「……はぁ、もういい。今日は帰れ」


「もっと早く帰らせてくれたら良かったんですけどねっ」


嫌味ったらしく、そう言う。

生徒指導なんかに来なかったら、みんなとカラオケ行けたのに。


……最悪、という他の何物でもない。



イライラを募らせて、私は靴箱へと足を早めた。







< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

君 に “ 首 っ た け ” 。

総文字数/3,200

恋愛(純愛)16ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私には 生まれてから今まで ずっと一緒に過ごしてきた 「幼馴染み」がいる。 そんな幼馴染みは、 どうやら私に… 不満を持っているそうで。 ○ 「なんでダメなの?」 「ダメなもんはダメ!」 行動を制限されたり。 「佳菜ちゃんは無防備すぎる!」 そう忠告された事も 多々あるけれど。 それはなんでかって いえば…。 *:†:*:†::†:*:†:* 三咲 佳菜(16) Misaki Kana × 森田 翔陽(16) Morita Syoyo *:†:*:†::†:*:†:* 私達は、いわゆる 「友達以上、恋人未満」。 そんな関係が崩れる事なんて そうそう起きない。 …と、思っていた。 タダの幼馴染みだもん。 …でも。 「――俺は、そんな事一度も 思ったことない」 そう言われて初めて、 私は この関係が、 崩れてしまう気がした。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop