お隣さんと内緒の恋話
ベッド脇に座ると、雅が手を離してくれた。
ドアがノックされ 入ってきたのは柚奈。
「 椿、これ先生にって 上山くんが 」
お粥に、梅干し、ほうれん草のお浸しか。
「 ありがと、柚奈。さすが 葵だね!」
「 まぁ椿とは反対よねぇ… あ、先生に伝言あるの 」
え、伝言?
「 先生、上山くんがね… 指一本でも触れたら包丁飛ばす! だって~ 笑えるよね 」
いや、笑えないし! 柚奈、わかってないし!
「 了解~」
適当返事な雅に、柚奈はキッチンに戻り、私は雅を睨み見る。
指一本どころか、手首掴んだじゃん!
なのに、了解ってなによっ
「 椿ちゃん、お粥… ふうふう してね?」
なんだとーっ
「 もうっ!雅くん、頭変っ 」
私は 目の前にある机にお粥を机に置いた。
なにが、ふうふうよ!
「 変って… ひでぇなぁ 椿ちゃん。お仕置きしてやろうかな~ 」
へっ!?
お、お仕置き!?
「 な、なに、言って… っ 」
グンッと腕を引っ張られた私は またしても 雅の胸に 倒れこんだ。
「 雅くっ… 」
「 しっ!黙って… 」
黙るしかない私は 胸から伝わり聞こえる 微かな音に気づいた。
雅くん、ドキドキしてる…
雅の心音につられ、私までドキドキし、加速していく。