アサガオを君へ
ノンちゃんはいつもキラキラしてる。


明るくて運動ができて、少し頭が悪いところも可愛い。


すらっと身長が高くて、手足も長い。


私のくるくるのボサボサの髪に比べて対照的な、綺麗なストレートの髪。


ノンちゃんが何で私と一緒にいてくれるのかは分からない。


でもノンちゃんが私のそばにいてくれて良かったって本当に思う。


誰が見ても不釣り合いかもしれないけど、私はそれでもいい。


私はノンちゃんにバッと抱きつく。


「ありがと、ノンちゃん。…いつも迷惑かけてごめん。私は変われないけど、ごめん。…ごめん」


私は謝ることしかできない。


ノンちゃんのことを第一に考えることは、やっぱり私にはできないから。


謝るので精一杯。


そんな私を笑顔で受け入れてくれるノンちゃんを、私は解放してあげればいいのに。


だけど私にはノンちゃんから離れる勇気がない。


私は私が死んでしまいそうなほど嫌い。

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