アサガオを君へ
私は残ったアッキーに視線を向ける。


正直、私は怒っていた。


ムッとした表情を浮かべて、私は言った。


「何で?何で栄治を煽るようなことしたの?」


わざと栄治が怒るようなことばかり言って…。


今日は何だかアッキーらしくない。


そんな私にアッキーはため息をついた。


そして心底呆れたように言った。


「あんたにはがっかりやわ」


「…え?」


なんで?


私が口をポカーンと開けていると、アッキーは鼻をならして言った。


「あんたはさ。結局、弟の方と夏樹、どっちが大事なん?」


そんなの。


私は開けたままだった口を一度ギュッと噛み締めた。


「夏樹に決まってる」
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