寂しいキューピッドは溺れた
溺れて
茫然自失。


わかっていたくせに・・・あたしが仕向けたようなものなくせに、頭の中は真っ白だった。

胸が疼くのに、心はあまりに空虚で、寂しくて。



ぐるぐると、あの子と彼の甘い甘い笑顔が回る。

幸せそうに穏やかな目で互いを見る、あたしの何よりも大切な人達ーー。





そう。

何よりも大切な2人なのに。



どうして、心から祝福できないの。

どうして、ヒドイと思うの。





願っていたじゃない。


お互いに惹かれているっていうのが丸わかりなくせに、なかなかくっつかないじれったい2人。

早くくっついて幸せになんなさいよって、思っていたじゃない。



だから色々画策して、恋のキューピッド役になっていたんじゃない。






なのになんでっ・・・ワガママ、よ。





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