【完】幼なじみのあいつ


「鈴!亮平!!何してんだ?」



どうしたら良いか分からない私は、あたふたしながら視線を彷徨わせる。


すると私達以外の声が突然聞こえてきて、またまたビックリしてしまった。




この声は、しょ、翔ちゃん?!


ホッペにチューされたところを、見られてしまったーーーーー?!!!!!




もう私の脳内はお祭り騒ぎとなり、収集がつかない状態になってしまう。


それでも翔ちゃんが気になって、声のした方を見てみると---




やはりそこには、翔ちゃんが居ました。


は、恥ずかしい---




「亮平、お前鈴になにやってんだよ?」


翔ちゃんはつかつかと足音を立てながら、私達に近づいて来る。




いえっ、来なくていいです~。




「翔、鞄はどうした?」



全く冷静な物言いをする亮ちゃんは、凄いと思う。


普通はこんな時、少しでも動揺するものだと思うよ?



私なんか恥ずかしくて、翔ちゃんの顔が見れないんだよぉ~っ!


< 52 / 239 >

この作品をシェア

pagetop