【完】幼なじみのあいつ
「鈴!亮平!!何してんだ?」
どうしたら良いか分からない私は、あたふたしながら視線を彷徨わせる。
すると私達以外の声が突然聞こえてきて、またまたビックリしてしまった。
この声は、しょ、翔ちゃん?!
ホッペにチューされたところを、見られてしまったーーーーー?!!!!!
もう私の脳内はお祭り騒ぎとなり、収集がつかない状態になってしまう。
それでも翔ちゃんが気になって、声のした方を見てみると---
やはりそこには、翔ちゃんが居ました。
は、恥ずかしい---
「亮平、お前鈴になにやってんだよ?」
翔ちゃんはつかつかと足音を立てながら、私達に近づいて来る。
いえっ、来なくていいです~。
「翔、鞄はどうした?」
全く冷静な物言いをする亮ちゃんは、凄いと思う。
普通はこんな時、少しでも動揺するものだと思うよ?
私なんか恥ずかしくて、翔ちゃんの顔が見れないんだよぉ~っ!