【完】幼なじみのあいつ
---ん?
何だか急に明るくなった気がする???
寝ぼけ眼でゆっくりと目を開け、瞳だけで辺りをキョロキョロ見回した。
あれ?
ここ、どこだっけ?
まだ頭が働いていない脳を何とか動かし、もう一度考えてみる。
………あぁー!
そう言えば私、修学旅行に来てたんだっけ?
って考えているうちに何か違和感を感じてもう一度、窓へと視線を向けてみた。
そして、つーーーっ…と視線を横へスライドしていく。
びっくりだ!
だってカーテンに手をかけ、私を見ている亮ちゃんがそこにいたんだもん。
「っ!!!りょっ、亮ちゃん?!」
「鈴、おはよう。具合はどうだ?」
何て聞きながら、私に向かってくる亮ちゃん。
「何で亮ちゃんがここにいるの?あれ、香織達はどこ?」
この部屋にいるはずの香織と美香が居ない事に気付き、辺りをキョロキョロしてみる。
やっぱりいない---
「今、朝食の時間だから食べに行ってる。俺は鈴が心配で、急いでメシ食ってからここに来た」
「…そっか。あー、具合は………、んー?まだ頭がぐらぐらする…、かな?」