はちみつ色の太陽
 



皆の心情を一つ一つ心の中で拾い集めながら顔を上げれば、一通りのことを説明し終わったらしい先生と目が合った。



「まぁ、とりあえず説明は以上だ。何か、わからないことがあれば、いつでも俺か、スポーツ祭実行委員の担当の先生に聞きに来てくれ」



笑顔でそんなことを言う先生を前に、何も聞いていませんでした、なんて言えないから、あとでもう一度職員室に行って説明してもらおう。



と。

自分の夏休みに漸く諦めがついた時、突然眉間にシワを寄せた先生は、鋭く細めた目を“ある人物”へと向けた。



「それと、もう一つ。今年はスポーツ祭も50回目を記念して大々的にやるから、実行委員がクラスで一人だと大変だってことで……もう一人、実行委員を選ばなきゃいけないんだが」


「へ?」


「肝心の、あと一人は日下部 陽!お前も、今年はスポーツ祭実行委員だからな!」


「「「えっ!?」」」


「蜂谷と一緒に、頑張れよ!」


 
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