はちみつ色の太陽
「……日下部くんの、バカヤロウ」
再び独り言を呟いて、俯いていた顔を上げた。
下駄箱まではあと数メートル、昇降口を抜けたら家までの帰り道、私は落ち込みながら帰るんだろう。
そう思ったら、再び憂鬱(ゆううつ)の波が押し寄せてきた。
日下部くんには偉そうなことを言ったけど、スポーツ祭実行委員になったってだけでも、十分憂鬱だったのに。
挙句、日下部くんとケンカして、実行委員の仕事を一人でやる宣言までしてしまった。