先読み少女の歴史を越えた恋の行方 
近「………最後に一つだけ聞こう。正直に答えなさい」

"きみは、長州の人間か"

そう聞かれる。

部屋の空気が張り詰めた。

「はい。」

近「君は長州の人間か?」

「………………」

総「どうなんですっ!!」

「違う。長州の人間なんかじゃない。異国の人間でもない。ただ……………」

土「ただ、なんだよ。」

「死に損なったいらない奴。それだけ」


「「「……………………」」」

沈黙。

?「まぁ、彼は長州の人間ではないと否定をしているのです。このまま疑っていても拉致があきません。何とかしないと、土方君?」

それまで黙っていたおっとりとした優しそうな人がそう言った。

土「山南さんのいうとうりだな。どうするか」

「面倒なんで外にほっぽり投げてやって構いませんよ」

土「は?何言ってんだよ。敵かもしれないやつをそう簡単に外に出してやるかよ」

「………めんど。」

総「とりあえず、土方さんの小姓にして見張れば?逃げれないでしょ」

近「たしかに、トシの危険は高まるが、やってくれるか?トシ」

土「…………まぁ、近藤さんの頼みなら」

何勝手に話進めてるの?面倒臭い。

ほっといて欲しいんだけど。

でも、こんな物騒な時代に何も持たずに歩きまわるよりかはよほど生きのびれるかもしれない。

ある意味賢い選択だな。

と言うか私いま、男として、扱われてるの?

なにそれ、凄い面倒臭いじゃん。

ふざけんなよ、神様の糞代理人野郎。
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