ポチ。



猫は何を食べるんだろうか。

国道までの道にペットショップもあった。




「すみません、猫を飼い始めたんですけど」
そう聞くと店員は一通り教えてくれた。


猫のご飯、トイレ、トイレ砂だけを買って家に戻った。








猫は僕の布団の上でゴロゴロしていた。


誰かが待っている家というのは今までと何が違う。
こいつは待っているかはわからない。

でも「ただいま」と声をかける相手がいることが今の僕にはむず痒い衝動にかられ今まで住んでいたこのモノクロの家も色づき始めてる気がした。



「ただいま」


猫は気付かない。







僕はデスクに置いたカメラを撮り猫に向けて構えた。


シャッターをきる






・・・・・




シャッターが切れない





モニターを見ると電源が落ちている。

つけようとしても入らない。

「とうとう壊れたか、、、」




猫は目を覚ます

カメラを構えた僕を見て長いしっぽを二回パタパタとして布団を叩いた。




カメラを下ろすとまた猫はこっちを見てパタパタと二回動かす。


猫がきれいにこっちを見つめている。
写真をとってやりたかったがカメラが壊れてしまった以上撮れない。

「猫、カメラ壊れてしまったんだよ」






猫はまたしっぽを二回パタパタとやる。




僕ははっと気付いた。
ポケットに手をやるとケータイに触れた。

ケータイを取りだしカメラを起動させ猫に向けてシャッターを押した。

キシャ

カメラとは違う少し綺麗すぎる音ともに写真が撮れた
綺麗に思いの外撮れたので猫に見せてみた






「猫、撮れたぞ」

僕の手に猫はコツンと頭をぶつけた




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