淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~
海のバイクの後ろに乗っていた私はふと手の力を弱めてしまう
「澪ちゃん!?
ちゃんとつかまってないと落ちちゃうよ!?」
「……」
修羅道...
姫...
殺された...
誰に...………?
天童組と劉霞に……
そしてその2つをまとめるのは私の兄であって…
「………ふっ」
思わず乾いた笑いが漏れる
……身内が人を簡単に殺す
そんな人
それに姫っていったら、私と同じくらいの年なんでしょう?
アイツに殺される.....
「……おい、海。
今の話が悪かったんじゃねぇ?」
「え……!?」
「姫の前で、他んトコの姫が殺された話が悪かったんだよ。
それに相手は敵対してるチームで
俺達は今そのチームの倉庫に向かってんだから」