淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



ゆっくりと目を開けると、悠雅の目が驚いたように見開かれていて







「………ありがとう、悠雅







一生大切にするわ」







そう微笑めば、





「…貸せ」





私の手に持っている悠雅自信がくれたマフラーを取ると優しく首に巻いてくれて…





「……離さねぇ」







そう呟いて再び私を広い胸に閉じ込めた









< 306 / 310 >

この作品をシェア

pagetop