淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



「……」




「……」





見つめ合う時間はとても長く感じて



悠雅の瞳は怪しく光っていた








「……ゆ…うが…」






うるさい心臓の音を聞きながらもう一度名前を呼ぶと視界が90度回転し、天井の前の悠雅が上から見下ろしていた







……押し倒されてる?






状況を理解した時には







「っっ!!」






耳元に唇を寄せられていて







形の良いそれはとんでもない言葉を紡いだ








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