願いは叶う
私は、車の助手席で苦しそうな顔をしている百合子を見て思った。


私は、この子の未来を守ってあげたい。


なぜなら、この子の未来は、私の夢だから……。


やり直せるはずのない私の過去。


悔しかったこと。


みじめな思いをしたこと。


夢を見ることすらできなかったこと。


私の過去をもう一度やり直すことはできなくても、百合子にちゃんとした未来を作ってやることはできるかもしれない。
< 241 / 636 >

この作品をシェア

pagetop