過去と今と未来と
うん。わかってる。だからこそ知りたくて、できないからこそ、向き合うことが怖いんだ。

「いつか、変わるといいな。」

クスっと笑い微かに口角を上げる男の姿は綺麗で、初めて見る本物の笑顔に目を奪われた。

「そう、ポジティブにな。考え過ぎんなよ。変わんねえから。」

優しく笑ってくれて軽く私の頭を撫でるように触れそのまま帰っていった。

わからないけれど、心が軽くなったような気がした。大きく息を吸い込み、空を見上げれば夕日がとても綺麗に映り私も少し笑えたような気がした。
また会えたらいいな、そんなことを考えて帰路に着いた。






これが名前もわからない彼との出会い。


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