サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

「期末テスト?」

お父様は、コーヒーを淹れたコップを受け取ると 
飲みながら教科書を見る。

見ているのは、私の英語の教科書だった。

そうしたらお父様は、
教科書に書いてある英語をスラスラと読んでいく。

す、凄い!!

綺麗な発音で
まるで外国人の人みたいだった。

「すごーい。発音綺麗……」

「さすがですね……」

高瀬君となおりんも感心していた。

「まぁ、こんなもんか。
相変わらず学校の教科書って、何でこうも
文章が変なんだ?懐かしいけど……」

お父様は、ため息混じりに言う。

するとお母様が

「先生。先生がこんなに英語がお上手だと
知りませんでした。素敵です」

目をキラキラして感動していた。

そういえば……睦月君のお母様って
どうしてお父様を
“先生”と呼ぶのかしら?不思議……。

すると黙っていたさーちゃんが思い出したように

「あー思い出した!!
あなた様は、蓮見真夜先生ですよね!?」

そう発言する。

蓮見真夜……先生?
うん?何処かで聞いた事があるような名前……?

「私、大ファンなんです!!
ファンタジーの『桜の木の下で』や
『海賊戦士オーシャン』
シリーズ全巻とアニメDVD全部持っています」

さーちゃんは、興奮しながら言う。

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