海恋


「女子は、貝橋咲良さん、うにげぇーしても良いかね」



あぁ…。



やっぱり… 当たっちゃった…。



めんどくさいな…。



でも、嫌だと正直に言ったら言ったで、また決め直さなきゃいけないし、折角帰らずにこうやって集まっているクラスの人たちにも、迷惑が掛かってしまう。



『折角帰れると思ったのに』



『お前の省で』



『やりたくなくても、引き受けてよ』



『選ばれたんだからさあ』



『女子だからって、男子に甘えてんじゃないよ』



『意気地無し』



裏で悪口を言われてしまうかも…。



「…貝橋さん?」



「あっ、はい!
や、やります、文化祭実行委員」

















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