海恋
すごく、痩せてる…?
そうか、あたし、痩せてたんだ…。
「でもさあ、咲良はそん位食べた方が絶対良いさぁ」
「えっ?」
「だってさ、咲良ガリガリだもん。
もっと食べた方が良いさぁ」
「…そっか」
七海、心配してくれたんだね…。
ありがとう。
でもね、ごめん…。
あたし、そうは出来ない……。
夕飯の後は、七海とずっと他愛のない話をして、盛り上がった。
そしてたまに、七海の顔を見て、ドキッとした。
プルプルの、薄いピンクの唇。
スッと通る高い鼻。
そして、切れ長の漆黒の綺麗な瞳。