海恋
「ん、美味しい」
思わず笑みが溢れた。
タコライスは、あたしが食べた沖縄料理の中で、一番好きになった物。
「うー、咲良、あーん」
七海からスプーンに乗ったタコライスが口に運ばれる。
これ間接キスだよね…。
もうとっくにキスをしてるくせに、間接キスでドキドキしちゃうあたしって、一体なんなの…。
「美味しい、七海」
「ハハッ、良かったさ」
「ほら、お返しだよ、あ~ん…」
七海の口にも、あたしのスプーンでタコライスを入れる。
「ん、まーさん。
にふぇーでーびる」
七海からも笑みが溢れた。
その後は黙々とタコライスを食べ続け、たまにお互いの口に入れ合ったり。