海恋
「じゃっ、咲良。
これから、ゆたしく!」
泰代は笑顔で言いながら片手を上げると、自分の席に戻って行った。
他にいた人たちも、予鈴が鳴ると、静かに自分の席に戻った。
「リコ、同じクラスだね!」
前の席のリコにあたしが笑いながらそう言うと、リコは嬉しそうに笑いながら大きく頷いた。
「あいっ、咲良!
ゆたしく~」
そのまま、暫くリコと話していると、教科担当の先生が入って来た。
どうやら1時間目は、数学みたい。
号令を掛けて、早速授業が始まった。
あたしは張り切って、今日の所の教科書のページを開いた。
新品のノートを開き、板書を写し始めてから、わかった事。
…難しい!!