輝く太陽のようなきみと、永遠を。【旧ただキミ 修正中】
その頃からきっと、運命の歯車は狂い始めていたのだ。
ーーーーー俺は、汐音と付き合いはじめてすぐの頃は良い彼氏だったと思う。
放課後毎日一緒に帰ったし、休日デートもした。
けど、ある日から俺は…汐音が本当に俺のことが好きなのか不安になった。
いつもいつも、好きって言うのも俺からだし、
ギュッて抱きしめるのも俺から……何もかも俺からで。
汐音からしてくれたことは…正直、なかった。
そんな汐音に俺は不安しか抱かなかった。
ーーだから、俺の周りにいる女の子たちを使って試そうとしたんだ。
最初は本当に出来心だった。
それに、最初の頃はただ汐音を無視して、他の女の子に笑顔を振りまいていただけだった。
それで少しでも汐音がムッとしてくれているだけで満足だった。
けど、それでは足らなくなった俺。
だから俺は、頃の頃から世間では浮気と言われるような行為するようになった。
汐音の前で平気で他の女の子とイチャついたり、
汐音以外の女の子に好きだよ、と言ったり。
どんどん俺の行為はエスカレートして行った。
何度も何度も辞めようとはしたけど、どうしても辞めることが出来なかった。
ーーーそんな矢先に、汐音の前に1人の男が現れるようになった。
それが俺の行為をエスカレートさせた原因でもある。
その男は本当に突然現れた。
だからこそ、不安と焦りが同時に襲ってきたのだろう。
もしかしたら、汐音が奪われるのでは無いか、
汐音がそいつを好きになるのではないか、と
だから、俺は今日思わず
"放課後開けておけ"と言ったのだ。
……実を言うと、今日久しぶりに汐音と話をしたのだ。
俺が浮気するようになってから、
汐音の友人たちは俺を敵視している。
何かと俺を汐音に近づけさせないようにしているのだ。
だからこそ、あまり話すことはしないし、メールや電話も一切しなかった。
そして今日、またそいつは昼休みに汐音の前に現れて。
ーー俺は、どうしても我慢できずに行動してしまった。