輝く太陽のようなきみと、永遠を。【旧ただキミ 修正中】
「……まあ、いいけど…」
きっと、瞬くんも見ていただろうあの光景。
「…あほらしいよね。ほんっと。
…もうこんなにも嫌われてるのに…まだ、好きなんだよね……。
どうして、こんな思いしてまで好きなのか…分からないんだよね…」
「……」
「……もう、蒼汰くんが私のこと要らないって分かってる……。
分かってるけど……
けどっ、……解放、してあげないとって……思うけど……。
でもっ、、」
でも、好きなんだよ。
こんなにも。涙が溢れるほど好きなの。
「……うん、分かってるよ。
山吹の気持ちは」
私のこと好きな相手にこんなこと言ってるなんて、最低だよね。私。
「……山吹。
我慢なんてしなくていいんだよ。
山吹は山吹らしく生きていけばいいんだよ。
山吹の人生なんだからすきに生きて?
否定する人なんて居ないんだからさ」
瞬くんは気づけば、片手で私のほおに優しく触れていた。
ほおから伝わる彼の温もりに、
「しゅ、ん…くん……。」
たくさんの生徒が帰っている校門付近で、
私は気づけば、泣いていた。
「……山吹……」
そんな私をゆっくりと、ぎゅっと抱きしめてくれた瞬くん。
瞬くんも人目も気にせず優しくそっと抱きしめてくれるから、
「……っ、……ふぇっ……」
私は大粒の涙を零しながら泣いていた。
人前でこんなに泣いたのはいつぶりだろう。
こんなみっともない姿……蒼汰くんには見せらないよ……。
「大丈夫…大丈夫だから…」
優しく頭を撫でてくれる瞬くん。
蒼汰くんの事で泣いているのに、
なんでそんなに…優しい声で私のことを慰めてくれるの…?
他人のことを想って泣いてる涙を見ても私のそばにいてくれるの……?
「しゅ、ん…くん……っ、」
泣きながらだけど、上を見上げながら言うと、
瞬くんはその顔を覗き込むようにして見てきて、
「…どうしたの?山吹」
優しい声で、優しい笑顔で私のことを見てくるんだ。
「……っ、なんで…そんなに…優しいの……?」
なんでそんなこと聞くの?と言わんばかりの顔をしている瞬くん。
「……そりゃあ、山吹の事が好きだからに決まってるでしょ。
そうじゃないと優しくしないよ?」
「……っ、、」
「…山吹が、
他の男想って泣いててもオレは優しくしてあげたい。
……例え、山吹の彼氏になれないとしてもオレは山吹の太陽にはなりたいんだ」