猫メイド×高校教師
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「んー…美味しかった。夕凪ちゃんはどうだった?」
「とても美味しかったです!ありがとうございます」
「そっか。あとはデザートがくるからね」
「えっ?!まだあるんですか?」
前菜やらメーンやら……なんか沢山食べた気がするけど……
デザートもあるんだ。
こんなところ初めてだからよく分からないや。
「お待たせ致しました」
「わぁ……ケーキっ」
「火、おつけしますね」
細長いオシャレなローソクに火が灯されていく。
「失礼致します」
店員が去って私は先生を見た。
「夕凪ちゃん。お誕生日おめでとう」
「先生……」
「夏休み前から計画しててね……なるべくこの話には触れないようにしてきたんだ」
「…ありがとうございます!私実は今朝自分が誕生日だと知って……」
「ははっ。何かそんな感じがしてたよ」
先生が優しく微笑んで火を消すように促す。
……ふーっ
「おめでとう夕凪ちゃん」
「ありがとうございます…っ!」
「はい、これ誕生日プレゼント」
プレゼント……。
遊園地のときももらっちゃったのに…。