猫メイド×高校教師
「お、噂をすれば影。じゃあまた!小鳥遊たちも試合頑張って」
「ありがとう!」
阿久津くんが去るとすぐ後ろに先生がいた。
「それ、ありがとう」
「あ、はい!お疲れ様でしたっ」
そう言って預かっていたジャージを渡す。
「僕のこと見てくれた?」
「…はい!」
「夕凪ずーっとなのっちのこと目で追ってたもんね♪」
「ちょ、ちょっと美桜っ…」
「ふ〜ん…素直に嬉しいな。夕凪ちゃんたちの試合見に行くからね」
「えっ?!来ないでください!」
「なんで?」
「へ、下手なので…」
「下手でもいいんだよ。頑張れば」
頑張っても本当に私は足手まといでしかないレベルだ。
バスケなんてドリブルも怪しい…。
それに身長のせいにしたくないけどゴール入らないし…。
先生みたいに運動神経よくないもん。