独りの世界に囚われた女性の場合
 そして、今日もいつもと同じ一日。
 部屋の鍵をしめて、また、私は「皆」の世界に放り出される。
 私は私だけの世界と「皆」の世界を行き来している。今日も、そして、たぶん明日も。
 この世界での生活は、しばらく続くだろう。
 もしかしたら、永遠に。

 それでいいのか、今はまだわからない。
 でも、今日から少しだけ前を向いて歩けそうな気がした。
 いや、歩いていこうと思った。
 私の、色々な思い出と手を繋いで。

 「いらっしゃいませ」
 今日の声はいつもより少し大きい。
 そんな気がする。
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