死に至る病
 しかし、どうにもビビッてるみたいなので、私は山田の言うとおり、教室を出た。


 くそ、こいつ、私の隣で歩いてんじゃねーよ。


 君島くんに見られて、誤解されたらどうすんだ。


 なんて思って早歩きしたら、山田も早歩きで隣に来た。やめろ!


 って、思ってた廊下の途中。


 君島くんにばっちり見られた。やめて!


 私は山田を睨むと、山田に向かって言った。


 怒りと、悲しみと、君島くんへの弁解を込めて。


「あ、あんたのことなんて、何とも思ってないんだからね! 近寄らないでよ!」


「ツ、ツンデレ?」


 すぐさま返事を返す、山田。


 まじ、きもい。


 この発想、なんなの……


 引いてる私。


 私を見る君島くん。


 山田は空気を読まない。


「すいません。で、あの、病気のことなんですが、噂があって、ネットの。」


「は? 何?」


 山田が分からない。


「さっき、姫野さんが聞いたじゃないですか。教室で。」


 なんなんだよ、こいつはよ。


 なんで今、そんな話をするんだよ。


 マイペースなのか? スーパーマイペースなのか?
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