禁断のプロポーズ



 その一週間後、所属の発表があった。

「広瀬専務、平山桜、志貴島未咲」

「えっ。
 はいっ」
と他所を見ていた未咲は顔を上げた。

 えっ、なんであの新人が!? という目で見られる。

 解散したあと、

「水沢さんっ」
と第一秘書課で、一番話しやすい克己を追いかける。

 すると、克己は、

「おめでとう。
 新人で広瀬専務とはね」
と言った。

「広瀬専務が更に昇進してったら、君にとっても、ラッキーだね」

「……すぐクビになる気がしますが」

 それにしても、何故、と呟くと、克己が教えてくれる。

「平山桜が願い出たらしいよ。
 君を鍛えてみたいって」

「え」
< 11 / 433 >

この作品をシェア

pagetop