禁断のプロポーズ
「そうですか。
 あんまり似てないと思うんですけど。

 すごいですね。

 さすが、第二秘書課のエースですね」

「その言葉、嫌いなんだけど。
 なんだか顔だけの女って言われてるみたいで」

「いえいえ。
 さすが秘書だな、と思いました。

 顔の認識能力がすごいですよね。

 じゃ」
と克己に言われたように、笑顔で頭を下げ、行こうとしたが、

「いや、だから、あんた、なんなのよ。
 ちょっと待ちなさいよっ」
と叫ぶ桜に追いかけられた。
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