瑠璃は、俺の宝物

瑠璃は、俺の宝物。

私は、いつの間に泣いていた。


あの場から逃げたくて必死に逃げるのに
必死で自分が泣いていることに、
きずかなかった。

歩いていると涙が次から次へと流れてくる。

どうにも、止まらなかった。


そんな時、腕を掴まれたと思ったら、
抱き締められていた。


「瑠璃」


その正体は、優心だった。


「優心、さっき、告白されてたのに
いいのほっといて」


「言ったじゃん、瑠璃の事、好きって。
今も、凄い好き、大好きだから」


「本当に」

「俺、瑠璃しか考えられない。
瑠璃じゃないと凄い嫌だ、瑠璃がいい」


凄く嬉しくて、自然と涙が止まっていた。


「瑠璃こと、愛してるよ。
瑠璃は、嫌いって言ってたけど、
目も好きだよ」

「どうして」

「ラピスラズリ。 和名 瑠璃。
瑠璃の名前の由来。
目の色が青く綺麗だから」

「そうだけど」


瑠璃の目を見ながら、


「まだ、俺が恋愛とか分からない。
子供の時、父さんに瑠璃の事、話したんだ。

凄く目が青くて綺麗な子がいるって、
そしたら、
ラピスラズリの石のこと話してくれた。

青色の美しい宝石。

愛する人との幸せを優しく守ってくれる石なんだって教えてくれた。


まぁ、父さんが言ったことだし、
あってるかどうかは分からないけど、
ガキだった、俺は信じきってた。

どんどん、瑠璃に惹かれていった。
気になり始めて、成長して、この想いは
恋なんだって、分かった。

だから、留学する時、瑠璃に思い伝えた。
それで、やっと会えて、嬉しくて……、

瑠璃は、綺麗になってて驚いた。

性格は、あんまり変わらないけど、
大人びて見えた。

瑠璃は、変わったけど、変わってない」


私と同じだったんだ。


「私は、この目がコンプレックスだった。
皆と違うのが嫌だった。

でもね、優心が宝石みたいだって言って
くれたのが、凄く嬉しくて、
その言葉で、この目が好きになれた。

優心のおかげで、そう言われて、
優心の事が……す、好きになってた」

「えっ」

「私も、優心の事、ずっと大好きだよ」


優心が抱き締めて来た。


「ヤバイ、凄い嬉しい。
夢みたい……、俺も好き、好き」


抱き締め返した。


「私も、優心の事、好き」




「瑠璃、俺と付き合ってくれる?」


「当たり前でしょ」


「瑠璃のこと、大切にする。

瑠璃は、俺の宝物だから」



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