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帰りは一緒に帰った。

玲音君ん家は駅に近い。夕日に照らされながら二人の陰が仲良く重なりあった。その陰を見て、私は吹き出してしまった。

「何笑ってんだよ?」

玲音君に怪しまれちゃった。
「違うの。小さい頃は、身長差そんなになかったのに、玲音君身長伸びたなぁ。って思ってさ。並ぶとすごい身長差で笑っちゃった。」

「なんだよ。姫音がチビなだけ♪」

「だって、伸びないんだもぉん!」
そんな会話を交していると、あっというまに駅についてしまった。

「電車、待つ時間けっこうある?」

時間表を見ながら、答える。

「う〜ん…?今は、5時だから、6時30分の電車しかないや。」

「じゃあ俺ん家来ない?母さんも絶対会いたがってるし、家近くなんだよね?」
「まじ!?行ってもいいの?行きたいっ!玲音のママに久しぶりに会いたい!!」

私は会いたかった。

「姫音がいいなら行こう?すぐそこだから。」

歩いて5分ぐらいの所にあった。

「本当に近いね。うわぁ!大きいねぇ♪」

「だろ?遠慮しないで、上がって?」

「うっ、うん。おじゃましまぁす♪」

玲音がお母さんを呼ぶ。

「母さん〜?姫音が来たよ?」

「はぁい!あら…姫音ちゃんじゃない!久しぶりねぇ!また一段と美人になっちゃってぇ!ほら、上がって?」

玲音のママが目を丸くして驚いている。

「ありがとうございます。おじゃましまぁす♪」

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