キスより甘くささやいて
颯太は大きく溜息をつき、
「俺は、フランスに行くしかないのか?」と颯太は私に尋ねる。
コンクールに挑戦する良い条件を捨てられては困るよ。
「そう思ってる。」と私は強く返事をする。そして、
「颯太、指輪。返しておこうか?」と私が聞くと、颯太は
「それは、美咲が俺のたったひとりのオンナの印。
ちゃんとつけてて。」と柔らかく微笑み、
「…俺がフランスに行くまでには、まだ、時間がある。
美咲に一緒に来て欲しいって、まだまだ何度も言うよ。
きっと、美咲の首を縦に振らせてみせる。
美咲、覚悟しとけよ。」と笑い声をたて、私に覆い被さってくる。
「俺は、ベットの上でも、きっと、何度も美咲をフランスに誘う。
美咲、うかつに首を縦に振るなよ。
もし、そんな仕草を見せたら、絶対連れて行くからな。」と言った後、深く柔らかく唇を重ねてくる。
そ、そうなの?気をつける。って言葉は颯太の唇に飲み込まれていく。
私達はお互い愛し合っている事を感じながら、深く、激しく身体を重ねあった。
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