愛す程、狂ってく


夏希と遊具で遊んでる…

…ってか………夏希ー?



夏希「っの…ぼれぇーっ……ない………((汗」



おいおい夏希ちゃん。大丈夫かよ。



冬斗「自分登れないのになんで遊具って言ったのさ。」

夏希「出来ると思ったの〜」



夏希の声が震えてる。

お、俺、泣かせてねぇかんな((



冬斗「しゃーないなー」



スルスルっと降りて夏希の立っていた所で丸くなる。



冬斗「俺台にして、上登りな。」

夏希「私重いよ?それに冬斗君の服汚れちゃう…」

冬斗「いいよ、夏希重くないし。服なんて女じゃねーから気にしないし。」

夏希「……ありがと」



そう言うと背中に足が乗り「よいしょっ」と言う声がした。



夏希「登れたよ!!冬斗君ありがとう!!」



嬉しそうにする夏希の所へ自分も行く。



冬斗「別に…どういたしまして。…もっと大きくなれよ。後力も…」



自分は男で夏希は女。そんな事は知っている。だから背や力のつき方は違うと知っていたが、意地悪っぽく言ってみた。



夏希「うん。一人で登れるように練習する!!」



夏希は文句とか何も言わないで返事した。

もし俺が夏希で男に言われたらブチギレてる。

夏希は優しくて一緒に居ると楽しい。


俺はそんな夏希が"スキ"になっていた。



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