能あるイケメンは羽目を外す
楓はもう俺のものだ。

片桐にも……誰にも渡さない。

いつも避妊具をつけることを怠る事は絶対になかったのに……昨日は着けなかった。

それがどういう意味か……。

自分にそれだけ余裕がなかったって事だが、悪魔な自分があえてそれを望んでいたようにも思う。

親父みたいになるのが嫌で自分の遺伝子なんて絶対に残したくないって思ってたのに……。

家族を欲しているのは楓だけじゃない。俺もだ。

俺も自分の居場所を求めてる。

「無理させてごめん」

小さく呟いて、大事な眠り姫の頬にチュッと軽く口付ける。

おとぎ話ならここで楓が目覚めてもいいはずだが、彼女が目覚める様子はない。

相当疲れてるんだろうな。

しばらくこのまま寝かせておこう。
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