キミはすぐそば。
第6章 繋がる
スポーツ大会が終わり、アイナはLINEについてもう一度考えようとしていた。

(折角誘ってくれてるし、もう一度入れてもらうべきかな?…でも私があの中にいるのもどうなの?)

ヴー、ヴー。(着信)

「ん?何?…高橋君だ。」

『考え直してくれたかな?どうかな、また入る気になった?』

「…どうしよう。正直に聞いてみよっかな。」

『どうしたほうがいいかな』

困っているのかなかなか返信がこない。
暫くすると

『小久保さんがしたいようにすればいいんじゃないかな?僕は戻った方がいいと思うよ』

高橋君からの返信を読んで、アイナは改めて考えた。そして、

『じゃあ、悪いけどお願いします』

と返した。

『了解、よかったよ』

何が良かったのかわからないが、高橋君はその後クラスLINEに招待して、皆に説明してくれた。

「ほんとありがたいな…。私もこのクラスにいていいんだ…。」
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