幼なじみの男子は無愛想。

過去。

前にも話したように私には悲しいかどうかは分からないけど、過去がある。

中学生の時に・・・・・いじめられてた。

自分の顔を隠したくて伊達メガネかけて、性格もひきこもりな感じで。

実はいうとそれが本当の私なのだ。

目立ちたくない。そう思って毎日を過ごしてきた。

でもそんなある日。

ある男子のグループと女子のグループから一方的にはぶられた。

何も悪いことしてないのに。

なのに・・・どうして?

何も問題を起こしたくない。そう思った。

それは相手側も同じだった。

問題が起きたらそりゃ面倒だしね。

心配する必要はなかった。

そう。

私をいじめていた子たちはみんなずる賢いから。

さんざん自分たちでぐちゃぐちゃにした私の机を先生が見回りに来たらすぐに片づけて。

大人の前では私たち仲いいんです~アピールして。

何が面白いのかとただただ疑問だった。

自分の身の回りの物をぐちゃぐちゃにするのはまだよかった。

まさか。まさか私の友達まで奪うなんて。

思いもしなかった。

まさか。私の友達を傷つけるなんて思いもよらなかった。

もうだめだと思った。

唯一家が近いゆうくんは違うクラスで。

でも私がこんなことされてるっていうのは全く気付いてなくて。

辛かった。

誰にも話せない。

もともと明るかった性格だったのにこれを機に自分の殻にさらに閉じこもってしまった。

誰も助けてくれない。

なら助けを求めなくてもいいんじゃないか。

やっと結論が出た。

そう思った。

いや、そう思いたかった。

もう、誰も信じない。

そう誓った。
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