奇聞録七巡目



夜の人気のない自動販売機に、喉が乾いたので立ち寄る。



車すらすれ違わない。



寂しい道だ。



ゴトン。



ジュースが落ちてくる。


しゃがんで取ろうとする。



あれ?



すぐ隣に誰か立ってる。


足しか見えないな。



つーか、誰か来たか?



ん?裸足で、足が汚れてる。



裸足!?



あり得ないだろう!



「ワタシニモ、ジュースクダサイ。」



あ、あの看板。



犯人まだ捕まってないんだなぁ・・・。



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