転校生は幼なじみ。
「しまった。自販機で小銭使うんじゃなかった。」
ただし俺はコンビニとかでお釣りを貰いたくない派だ。
そのために自販機で小銭を増やすのだが100円玉が不足していた。
仕方がないので1000円札で券を買い、平山さんのところに戻ってみるとひどく落ち込んでいた。
それは見ただけでも落ち込んでると分かるほどに。
「えーっと、どうしたのでしょうか。」
「財布の中に5083円しか残っていないのですよ。この発券機5000円札不可って書いてるし。」
あー、確かにそうだな。発券機というハイテク(?)なものになってから両替してくれる親切なおばちゃんはいないからな。
「今日のお昼も抜きか。夕方にはミイラになってそうだよ。」
朝ほとんど食べないで昼も食べなきゃ相当キツイだろうな。
クラスがシーンと静まり返ってる中でお腹が鳴るあの羞恥感は味わせたくないもんな。
「せめて80円で買えるもの。ハッ、白ご飯の付け合わせのたくあん。」
「お願いだからそれだけはやめてくれ。」
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