Sugar Love 番外編②
あの不安そうな表情の彼女はもういなかった。



圭介は慎と話す柚葉をじっくり見ていた。



そんな視線の圭介に琉聖はにこりともせず圭介を見ていた。



「慎、紹介して」



隣にいるイケメンの同期を見た柚葉が言う。



「ああ、同じ課の石川　圭介君」



「石川です　よろしくお願いします　お姉さん」



本当は握手をしたいくらいだが目の前の副社長が気になって会釈程度にとどめた。



「慎をよろしくお願いします」



ぺこっと頭を下げる女性は、自分より年上に見えない。



「ゆず、遅れる」



柚葉の腕を琉聖は軽く触れ先をうながした。



「あっ　そうだったね　じゃあね　慎　石川さん」



２人に挨拶をして琉聖を見て微笑む。



２人はロビーを横切り大きなガラスの扉の向こうへ行ってしまった。


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