Sugar Love 番外編②
そして翌日から2人はもう一度イタリア旅行を始めた。



順序が逆になってしまったがまずはローマから。



いつかは自分達の間に赤ちゃんが出来ればと思うがこのままでもかまわない。



琉聖はそう思っていた。



子供が出来なくてもなんら自分の柚葉を愛する気持ちは変わらない。



ローマの「真実の口」で手を入れる時そう考えた。



それが偽りであってもその口に噛まれるわけではないのだが、それは琉聖の誓いでもあった。



柚葉が笑顔で琉聖が入れた「真実の口」を見ている。



「愛しているよ」



そう言って「真実の口」に手を入れたまま柚葉の唇にキスをした。



11日間の甘い日々を過ごし柚葉はこの上なく幸せだった。



赤ちゃんの事から始まったこの出来事は2人を寄り深く結びつけたのかもしれない。




        2008.8.11
             END 
   
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