「素直じゃなくて、悪いかよ。」


私は、落ちてしまった書類とジュースを拾い空き教室を出た。



***



次の日の朝。



最近ずっと一緒に行ってたから今日も一緒に行くよね?



どんな顔であったらいいんだろう。そう思っていた時、携帯が鳴った。



開いてみると雨からで、



【当分、帰りも行きも別にしよう】



ただそれだけ書いてあった。








それから、文化祭まで、一緒に登下校せず、連絡もせず、目も一回もあわせなかった。






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