君の隣。


「ふじわらくんっ!!」

「…。」


すたすたとまさかの素通り。
藤原君の足の速度に合わせて少し早めに歩く。
藤原君の横に並んで
藤原君を見上げると頬がつい緩んでしまう。


「ふ、ふ、ふじわらくんっ、」

「…なに。」

「その頭に付けてる赤い物体はなんですか?」

「…どう見てもはちまきでしょ。」


あのクールな藤原君が
はちまきですって!?!?!?

「…かっこいい。やばい。
気絶しそう。どうしよう。」

「その方がありがたい。」


ぐはっ、ぐひっ!


「そんな冷たいところもだいすきさ!」

「…。」


あ。無言で通り過ぎちゃうですか。
がーん。がーん。がーん。


でもそんな気にしない!
愛は勝つ!
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