君の隣。


走り2年の学年のテントへ。


「ふじわらくーーーんっ」

「え。なに。」


びっくりしたように目を丸くして
立っているのは紛れもない藤原くん。


「来てほしいの!!おねがい!!」


私より背の高い彼にちょっと
上目遣いしてこてんと可愛く聞いてみた。

どーだ。ざっぶりっこ☆

これでも藤原君も…


「なんで俺があんたに協力するの。」

「おねがいおねがいおねがいおねがい!!」


まったくもって効果がありませんでした。
なんだよっちょっとくらい可愛いって思ってくれても
いいじゃないかっ泣
この鈍感天然やろーっ!!!!
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