溺愛ドクターは恋情を止められない
昼過ぎに、ようやくひと段落すると、私に素敵な来客があった。
「都―」
カルテ整理をしていた私に突進してきたのは、清春君。
「清春君! こんにちは」
「都、会いに来たよ」
小さな私の彼氏は、ニコニコ顔。
「外来だったの?」
受付の中はまずい。
彼と話しながら待合に移動した。
「うん。ママはまだ先生と話してる。僕、先に来ちゃった」
「そっかー。そういえば、絵、見たよ。すごく上手! お家に飾ってあるんだよ」
清春君は、照れた顔をして、私にピースサインを作ってみせる。
「ねぇ、また遊びに行こうよ。またサッカーやりたい」
「そうだね」
そこへ、診察を終えた酒井先生が通りかかり、不思議そうな顔をした。
「じゃあ、約束! 高原先生も一緒だからね」